44歳独身一人暮らし女のひきこもごも。

10年ニート生活を経て、独身だし親もいない完全な独りだけどそれなりに幸せだと思えるようになった人のブログ。

成人式に行く勇気がなかった新成人のあなたへ。

 

 

今日1月10日は成人の日。

 

 

私に成人式の思い出はない。

 

行きたくなかった。

行く勇気がなかった。

私の学生時代は友達らしい友達もおらず、ただ孤独だった。

 

だから、怖かった。

 

 

晴れ着を着た写真もない。

 

母子家庭だったからというのもあると思うが、あの頃の私は親も周りの人もすべてを拒絶していたような覚えがある。

もう24年前。

記憶は曖昧だけれど、人間関係は破綻していたのは間違いない。

 

今となってはあの頃の事は後悔ばかりだけれど、あの頃の私はそれがすべてだった。

 

 

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さて、今日成人式を迎えられた新成人のみなさま、おめでとうございます。

テレビでは成人式の華やかな映像がよく流れています。20代の頃は成人式の映像を見るだけで出席しなかった私を思い出してただただ忌々しかったものが、今はようやく楽しく笑う若者を微笑ましく見る事ができるようになりました。

福岡の成人式は相変わらずド派手で独創的で面白いですね。

 

ただ、華々しい新成人たちの裏では、行く勇気がなかった人、行きたくなかった人がいるのを私はよく知っています。

 

だって私がそうだったから。

 

新成人だけど成人式に行かなかったあなたは、今は欠席した事は後悔していないかもしれないけれど、ただ、それが10年20年と年月が経ってもしかしたら私のように「やっておけばよかったなぁ」と思う事があるかもしれません。

そのためにも、もし、私と同じように成人式に行くのが怖くて行かない選択をした人がいるのなら、晴れ着を着た記念写真だけは今からでも撮っておくことを強くすすめたいです。

私がそう思ったきっかけが、成人式の思い出は自分で成人式の出席を蹴ったからないのは当然だとしても、晴れ着の写真も何もない事に気づいた事だったからです。

 

行かないって言った手前、恥ずかしいし、嫌だなーという気持ちも分かりますが、その写真は必ず一生の宝物になります。

成人式後なら、レンタルも安くなるんじゃないかな?

 

 

今後の未来が明るくなるかどうかは、これからはあなた「一人」の力にかかっています。

それが成人した、という事。

辛い事、嫌な事、悔しい事、悲しい事

今後、社会に出て行けば学校とは全く違う環境に戸惑う事は多い事でしょう。

色んな事がたくさんあるだろうけど、これからは、それがあなたが何かしらを「選択した」結果、起きた人生です。

就職、結婚、子供…

これからいくつも選択に迫られる事が多くなる事でしょう。

安易に決めず、たくさん悩んで下さい。

今は調べるのも簡単な時代ですから、何かを決める時はよく調べて、考えて、時には誰かに相談して、自分の心にも何度も問いかけて、決めていきましょう。

 

孤独だと自分で思っている私のような人にしたいおすすめは、孤独で周りの人が信用できないなら一人暮らしする事だと思います。

孤独がいいのに周りの人(特に口うるさい親)が自分に構ってくるのがウザいなら、いっそ独立しちゃいましょう。

家賃の支払いや生活費の捻出、ご飯の準備から洗濯と今まで親や「誰か」がやってくれていた事を全部「自分ひとり」でやらなくてはいけなくなります。

大変だけど、大変だからこそ確実に大人になる近道です。

生活する為にお金を稼がなくてはいけない、と就職も派遣で妥協したりせずに本気になりますしね。

 

 

でも、年を取ってからでも意外と挽回できるチャンスはあるかもしれません。

10代20代のニート生活のどん底から、30代で一人暮らししてからいろんな事が変わって来たて、40代の今やっと幸せかもと思えるようになってきた気がする、わたしより。

 

 

はるまき

 

 

小説が結末まで書けない時はジャンプ打ち切り漫画方式で ~「書く習慣(いしかわゆき著)」を読んで~

 

 

小~中学生の頃は妄想の世界が大好きだった。

机にかじりついてノートに自分が作った世界をどんどん書いていた。

本も大好きだった。ファンタジー小説をたくさん読んだ。

今思えば、常に頭の中は妄想の世界を広げていたので、子供としてはちょっとどころかだいぶ変わった子だったかもしれない。

 

いつから書かなくなったんだろう?

いつから本を読まなくなったんだろう?

大人になったから?

 

いや、元々その小説も一度として完結まで書けた事はなかった。

 

きっかけは自分よりも優れた人がいたからだった、ような気がする。

 

そして私は書くのをやめた。

 

 

 

それからの人生は、思い返せばとてもつまらないものだった。

 

 

また何となく書いてみようかな?と思うようになるまでは、いろんな事があった。

10年のニート生活、親の死、ニート脱出、仕事での鬱、転職etc...それらについてはまた別のブログに書くとして。

 

まず書くにしても文章を書くこと自体には慣れているものの、私は「何事も続けることができない」という致命的な弱点がある。

 

そこで一冊の本を手に取った。

 

この本が「また書いてみようかな?」と思う私にとって素晴らしい出会いとなったので紹介したい。

 

まず、文章がとても読みやすい。

しかしその文章も、本人は元々あった能力ではなく、習慣にした事で徐々に自分の文章が出来上がってきたのだそうだ。

続ける事が何よりの練習で、そしてそれはいつか財産になる。と。

 

そして著者は本の中で「書くって自由で、意外と適当でいい」と言う。

「完璧主義も捨てて、どんな形でいいから終わらせる勇気を持とう」

 作者が終わり!と言ったら終わりでいい。

 

適当すぎない?とも思ったけれど、ジャンプの打ち切り漫画など「俺たちの戦いはこれからだ!」で終わったとしても、その漫画が好きな読者だったら、その後の登場人物のストーリーは読者が自由に妄想をしたりするので、確かに「これで終わり!」としてもいいのかもしれない。

 

終わらせなければならない、というプレッシャー。

終わらなかった事に対して罪悪感を持ち、私はやっぱりダメだと落ち込み、書こうと思っても前回のものが終わらせられなかった事ばかりを考えてしまい、書けなくなるを繰り返してきた。

そんな私に「終わらせる勇気」という言葉にはとても勇気をもらった。

 

本を読む前は小説を書く為にこの本を読み始めたけれど、本を読み終わった後、こうしてブログを始めていたりする。

 

小説もまた書いてみようと思う。

適当に、完璧は目指さずに。

まずは書く事に慣れて習慣にする事から。

 

明日も書きたい。